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Season1“最終章”の第6話(5月13日放送)から高橋光臣さんが出演します!

高橋さん自ら絵本作家に取材して役作り

 息子が誘拐されたことから、次々と悲劇が襲い、残酷な運命に翻ろうされる駆け出しの絵本作家・高梨道典を演じる俳優の高橋光臣さん。今回は、息子を誘拐されたことをきっかけに復讐の地獄に引きずられていく役どころです。己の復讐心を抑え復讐しない地獄で生きる主人公・武藤(玉山鉄二さん)との関係も、物語が進むにつれ大きく変わっていく様を体現します。
 役作りとして、原作がある場合は目を通し、役のバックボーンを調べるようにしているという高橋さん。
 「貫井徳郎さんが書かれた原作がとにかくおもしろかったですし、今回はクランクインまで少し時間があったので、道典をどう演じようか考えてはワクワクしていました。いつも演じる役の職業を調べ、身近にいれば話を聞くようにしていますが、さすがに絵本作家の知り合いはいなくて(笑)。どうしようか考え、今の時代はSNSがあるな、と。Facebookを通し、童話作家の方に連絡を差し上げ、お話しをうかがうことが出来ました。」

玉山鉄二さんとは“運命の共演”だった!?

 自身の中で浮かんだ道典のイメージが細身だったため、短期間で体重を落としたという高橋さん。熱心に役作りをして撮影初日に臨みました。今回、初共演となる武藤役の玉山さんについては、「運命的だと思います」と笑う。「撮影でご一緒することはありませんでしたが、観に行った舞台で、自分の目の前の席に玉山さんが座っていたことがあったんです。それからも、何度か“ニアミス”があって。今回、やっと共演できることになり、ついに来た!と(笑)。6~8話では道典と武藤さんとの関係がどう変化していくのかも見どころだと思うので、玉山さんと一緒に、見応えのある話を作っていけたら。玉山さんとは、穏やかな場面から撮影が始まったものの、後半に向け激しいやりとりもあるので、玉山さんとの息詰まるような演技をぜひ見ていただきたいです。」

 本作は全編を通し、「復讐の是非」という重いテーマを視聴者に投げかけています。高橋さんが出演しているエピソードでも道典を通し、人は復讐すべきか、それともその想いを封印すべきかが描かれます。
 「もし復讐をしたとして、それで良かったのか。復讐をすることで恨みを晴らせるかもしれません。でも、その代償として大きなものを背負うでしょう。反対に復讐しなければ、憎しみを抱え生き続けることになると思います。“苦しみ”という意味ではどちらも一緒。それでも人間はどちらかを選ぶしかありません。台本を読んで、道典の心の揺れが実にリアルでした。彼の選択が胸に突き刺さりました。」

東海テレビからWOWOWへの中継ぎ役!

 高橋さんにとって地上波とWOWOWとの共同制作ドラマへの出演は『ダブルフェイス』(2012年)以来5年ぶりとなります。本作が東海テレビ×WOWOWのコラボレーションということも、高橋さんにとっては大きなやりがいに繋がっているそう。
 「WOWOWが関わる作品は非常に重厚感があるイメージ。今回はまさにそうでした。役者をやっている者からすれば、是非とも出たい作品。特に今回の話(第6~8話)はWOWOWで始まるSeason2への伏線も散りばめられています。道典は東海テレビからWOWOWへの“中継ぎ”を担う役だけに、全身全霊を込めて演じます」と意欲を語ってくれました。

 本作の会見で、環役の渡部篤郎さんが「僕はWOWOWの作品への出演が多く社員みたいなもの」と前置きをして「Season2もご覧いただきたいので、ぜひご加入を」と笑いを誘っていたが、高橋さんもSeason1のエンディングにも期待をしてほしいと語りながら、同様のコメント。
 「Season1の結末はSeason2で何が起きるのか、期待せずにいられないものだと思います。『もうこれはWOWOWに加入するしかないでしょ!』と僕は言いたい(笑)。Season1のエンディングを見たら、『Season2では何が起きるの!?』と思うはずです。」

 道典を襲った事件、さらにそのあとで起こる悲劇を通し、「復讐の是非」を真正面から見つめる『東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 犯罪症候群 Ssason1』。高橋さんの渾身の演技とともに、予想もつかない物語の行方や、Ssason1の結末にぜひ注目してください!
 5月27日(土)のSsason1最終話には、6月11日(日)よりWOWOWにて放送が始まるSeason2に向けた新たなキャストも登場します。武藤や鏑木(谷原章介さん)、環にどんな事件が待ち受けているのか。彼らに用意されているのは希望か絶望か…。より劇的に、ダイナミックな展開を迎える『東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 犯罪症候群』シリーズにご期待ください!